ベンダー資格「CCNA」資格のあれこれを紹介します。
資格の有効性は?
試験の難易度は?
何か気を付ける事は?
興味のある方は参考にしていただければと思います。
目次
資格の概要
CCNAはCisco Systems社が提供するCisco技術者認定資格です。
ネットワーク系の資格では一番有名です。
資格保有者はCisco機器の基礎的なネットワーク技術を持っている事を証明できます。
Cisco技術者認定資格のグレードは図の通りです。
資格の有効性
ネットワークエンジニアの入門資格と言えばコレ!という程の認知度があります。
人材募集の条件になっていたり、昇給の条件になることもあるので、ネットワーク業務に携わるのであれば非常に有効です。
資格の有効期限は3年なので、3年以内にCCNAを取り直すか、より上位の資格取得が必要です。
試験の難易度
入門資格としては難易度がやや高めだと思います。
試験では選択式問題の他に、実機を操作するようにコマンドを入れて回答するシュミレーション問題も出てきます。
そして、シュミレーション問題を間違えると不合格になる可能性が非常に高いため、実機を触った事の無い方にとっては難易度が高く感じると思います。
実機を操作した事のある方であっても、省略したコマンド(sh runなど)は弾かれる可能性もあるため、注意が必要です。
また、元が英語の問題であるため、日本語化がやや怪しい箇所が出てくる事もあり、頭を悩ませる事もあります。
勉強時間は160時間程は必要と言われています。
受験料は33,600円(2021年7月現在)と高額です。
勉強方法
範囲が広いので、まずはテキストで基礎をしっかりと学びましょう。
次に問題集を何度も解きます。
下記、各項目を分かりやすく解説しているテキスト&問題集です。
また、Ping-tやCramMediaのようなWEB問題集を利用するのも良いと思います。
最後に一番大切なシュミレーション問題対策をします。
配点がかなり高いので、確実に点数を取る必要があります。
テキストや問題集だけでは難しいので、実機で操作するか、GNS3といったエミュレータを活用して学習するべきです。
実際に入力しながらコマンドを覚えて、結果を確認しながら学習しましょう。
試験の流れ
Cisco認定技術者の試験はPearson VUEより申し込めます。
決まった試験日は無いので、都合の良い日時と場所を選択して受験が可能です。
①Pearson VUEより申し込みます。
②免許証、保険証、キャッシュカードなどの身分を証明できるものを2種類持参して会場に行きます。
③会場で受験用の写真を撮ります。
④PCを使用して受験します。
⑤その場で結果が出ます。
⑥合格した場合はCiscoサイトに登録し、証明書の発行手続きを取ります。
⑦後日、証明書が自宅に届きます。
まとめ
以上、Cisco技術者認定資格 CCNAの紹介でした。
これからネットワークエンジニアになる方は是非取得したい資格です。
受験料が高く、更新する際も割引みたいなサービスが存在しないので、会社のサポートを期待したいところですね。
参考になれば幸いです。