国家資格「個人情報保護士」資格のあれこれを紹介します。
資格の有効性は?
試験の難易度は?
何か気を付ける事は?
興味のある方は参考にしていただければと思います。
目次
資格の概要
一般財団法人 全日本情報学習振興協会で受験できる資格です。
個人情報の取り扱いはかなり慎重に実施する必要があり、漏洩が発生してしまえば社会的信頼が失墜します。
近年新しく管理の必要が出てきた社員のマイナンバーも個人情報なので、年々取り扱いには注意が必要になっています。
このような個人情報保護に関係する知識を身に付けたという証明になるのが「個人情報保護士」です。
試験は3ヶ月毎に年4回程あります。
また、2年毎に講習を受講して更新する必要があります。
受験料は11,000円(学割7,700円)です。
資格の有効性
個人情報保護士の資格を持っていないと出来ない業務というものはありません。
どの会社でも個人情報関係の業務はありますので、個人情報の取り扱いについて理解していますというアピールにはなります。
転職で有利になったり、昇給に繋がったりという効果は望めません。
「持っていないよりは持っている方が良い」程度の資格です。
試験の難易度
試験は比較的簡単な部類に入ります。
試験内容は法律分野とIT分野の2種類があります。
法律分野(課題I)は個人情報保護法とマイナンバー法についての問題が出題されます。
IT分野(課題II)はIT業界にいる方であれば勉強しなくても点数が取れるような基本的な問題です。
合格基準はIT分野と法律分野でそれぞれ正解率80%以上が必要です。
勉強期間は1~3ヶ月程です。
勉強方法
直近3~4回分の過去問題を何度も解く事が合格への近道です。
どうしても理解できない問題はテキストを読みましょう。
試験に出題される問題はほぼ同じ問題ばかりなので、過去問を間違えずに解けるようになれば合格できます。
2~3問程度、新聞やニュースで報道された個人情報が絡む問題が出題されますが、これらは落とすこと前提で勉強することをおすすめします。
(過去の新聞記事やニュースから探すのは大変です・・・。)
試験の流れ
①試験の1~2ヵ月前に公式ホームページから申し込み
②受験資料の作成
③指定の試験会場で受験
④合格通知(合格証明書、認定カード)
2年毎の資格更新は公式ホームページから申し込みできます。
・2年更新の方向けの定期講習 2,200円
・2年以上更新していなかった方向けの期間外講習 3,850円
まとめ
以上、個人情報保護士の紹介でした。
筆者は上司からの指示で資格を取得しましたが、合格報酬の一時金も出ないし給料も増えないしで上司の機嫌を取っただけでした・・・。
会社からの指示でもない限り、特に取得する必要は無い資格だと思います。