フレッツ光(VDSLタイプ)を契約していて回線が遅いと感じている方は、この記事が参考になるかもしれません。
具体的な対応方法を記載していますので、動画視聴やゲームなどの快適な環境を手に入れるため、是非ご覧になってください。
目次
快適な通信を実現する方法「MAP-E(V6プラス)」「transix(DS-Lite)」
VDSLタイプの契約では、下記のような通信の仕組みになっています。
PPPoE認証を経由する事により、通信速度の低下が発生しています。
インターネットの回線速度テストでは、1Mbps~30Mbps程の速度が表示されているかと思います。
この回線速度が出ない状態を改善する通信方法が「MAP-E(V6プラス)」や「Transix(DS-Lite)」と呼ばれるIPv4 over IPv6(IPoE)です。
実際の手順を3つの項目で説明します。
手順① 契約中プロバイダのサービスを確認
まずはプロバイダのサービスを確認します。
オプションの追加申請は必要なものの、無料でサービスを提供しているプロバイダが多いです。
また、IPv4 over IPv6(IPoE)に対応したルーターを貸し出してくれるプロバイダもあります。
下記、オプションの名称はプロバイダによって違いますので、契約中のプロバイダに確認してオプション追加の申請をしましょう。
- v6プラス
- IPv6オプション
- Transix
- IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4
- OCNバーチャルコネクト
- クロスパス
手順② 「MAP-E(V6プラス)」「transix(DS-Lite)」対応のルータを購入
IPv4 over IPv6(IPoE)オプション契約の次は対応ルータの購入です。(プロバイダ貸し出しルータを使用する場合は不要です。)
IO-DATA、Buffalo、NECなど各メーカーから発売されているルータで、「v6プラス」対応や「Transix」対応などの記載があるものを選んでください。
筆者はIO-DATAのWN-AX1167GRという機種で「Transix」通信をしていましたが、時々通信が切れる問題が問題がありました。
現在はNECのAtermシリーズWG2600HSに乗り換えてしばらく経ちますが、とても安定しています。
手順③ ルータの設定
プロバイダによってはIPv4 over IPv6(IPoE)オプション設定に時間が掛かることもありますので、設定完了の連絡を待ちましょう。
先にルータの設定を「MAP-E(V6プラス)」「transix(DS-Lite)」用に切り替えてしまうと、インターネットが使用できなくなるため、注意してください。
下記はNECのAtermルータ設定画面です。
「v6プラス」「transix」の選択はプロバイダのオプションによって異なります。
「v6プラス」「transix」の接続に成功すると、動作モードに表示されます。
※画像は「transix」です。
モデム(ONU)再起動やルータ設定後にインターネットに繋がらなくなってしまった方は下記をお試しください。
通信速度を計測してみましょう。
フレッツ光はベストエフォート100Mbps回線なので、ダウンロード速度、アップロード速度共に十分な速度が出ていることがわかります。
まとめ
フレッツ光(VDSLタイプ)インターネット回線速度改善の具体的な方法を紹介しました。
必要な作業は3つです。
- プロバイダにオプション追加申請をする
- 「MAP-E(V6プラス)」「transix(DS-Lite)」対応ルータを用意する
- ルータを設定する
少し手間は掛かりますが、是非お試しください。